ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか(通称:ダンまち)は、大森藤ノによる人気ライトノベルを原作としたテレビアニメです。面白いのか、どのような内容なのか、アニメの基本情報から評価まで感想を交えながら簡潔に紹介していきます。
誰もが情報を発信できるようになったことで気をつけていても地雷を踏んでしまう危険性は高まりました。これから見る人には新鮮な気持ちのままで最大限の驚きと感動を味わってもらいたい。そういう考えから、本記事はネタバレに細心の注意を払いつつ、作品の情報や魅力をお届けしていきます。
ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか
放送開始 | 2015年04月04日 | |
---|---|---|
制作会社 | J.C.STAFF | |
話数 | 第4シーズン/全59話 | |
シリーズ | 未完結 | |
キャスト | 松岡禎丞 水瀬いのり 大西沙織 内田真礼 細谷佳正 早見沙織 | |
迷宮都市オラリオ。「ダンジョン」とともに神々と人々が共存共栄する巨大都市。祖父から聞かされていた英雄譚のような運命の出会いを求めてやってきた新米冒険者のベル・クラネルは、絶体絶命の危機を救ってくれた“剣姫”アイズに憧れを抱く。自身の非力さを痛感し「強くなりたい」と願う少年の未知なる冒険の先に待ち受けているものとは。これは少年と女神が織り成す【眷属の物語(ファミリア・ミィス)】―― |
放送開始 | 2015年04月04日 |
---|---|
制作会社 | J.C.STAFF |
話数 | 第4シーズン/全59話 |
シリーズ | 未完結 |
- 原作
- 大森藤ノ
- キャラクター原案
- ヤスダスズヒト
- 監督
- 山川吉樹
- シリーズ構成
- 白根秀樹
- キャラクターデザイン
- 木本茂樹
- 編集
- 坪根健太郎(REAL-T)
- 撮影監督
- 福世晋吾
- 音響監督
- 明田川仁
- 音楽
- 井内啓二
- 美術監督
- 水谷利春(ムーンフラワー)
- 色彩設定
- 安藤智美
TVアニメ『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』PV
迷宮都市オラリオ。「ダンジョン」とともに神々と人々が共存共栄する巨大都市。祖父から聞かされていた英雄譚のような運命の出会いを求めてやってきた新米冒険者のベル・クラネルは、絶体絶命の危機を救ってくれた“剣姫”アイズに憧れを抱く。自身の非力さを痛感し「強くなりたい」と願う少年の未知なる冒険の先に待ち受けているものとは。これは少年と女神が織り成す【眷属の物語(ファミリア・ミィス)】――
- 原作
- 大森藤ノ
- キャラクター原案
- ヤスダスズヒト
- 監督
- 山川吉樹
- シリーズ構成
- 白根秀樹
- キャラクターデザイン
- 木本茂樹
- 編集
- 坪根健太郎
- 撮影監督
- 福世晋吾
- 音響監督
- 明田川仁
- 音楽
- 井内啓二
- 美術監督
- 水谷利春
- 色彩設定
- 安藤智美
- ベル・クラネル
- 松岡禎丞
- ヘスティア
- 水瀬いのり
- アイズ・ヴァレンシュタイン
- 大西沙織
- リリルカ・アーデ
- 内田真礼
- ヴェルフ・クロッゾ
- 細谷佳正
- エイナ・チュール
- 戸松遥
- シル・フローヴァ
- 石上静香
- リュー・リオン
- 早見沙織
- ヤマト・命
- 赤崎千夏
- サンジョウノ・春姫
- 千菅春香
- フレイヤ
- 日笠陽子
TVアニメ『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』PV
原作について
|
|
|
|
原作者は大森藤ノ。
シリーズ累計発行部数は1700万部を突破*1。
デビュー作であり、元々は小説投稿サイト『Arcadia』に投稿していた。“ミノタウロスと戦う主人公”という妄想から生まれたとされる本作は、当時の流行やゲームからの着想を得てファンタジーでありながらも広く受け入れやすい作品へと仕上がり、第4回GA文庫大賞を受賞しています*2。
経歴・受賞歴
- 2012/05
- 第4回GA文庫大賞 - 大賞
- 2013/11
- このライトノベルがすごい!2014 - 4位
- 2014/03
- 第三回ラノベ好き書店員大賞 - 1位
- 2014/10
- テレビアニメ化を発表
- 2015/02
- BOOK☆WALKER大賞 - 大賞
- 2016/03
- SUGOI JAPAN Award ラノベ部門 - 1位
- 2019/08
- dアニメストア「夏アニメ人気投票」 - 1位
作品の感想
ゲームみたいなファンタジー世界
ダンジョンが存在する迷宮都市オラリオ――
神々や冒険者が集まる世界で最も熱い都市。中央にそびえ立つ巨塔バベルの下にはいくつもの階層から成るダンジョンが広がり、富や名声が数多くの挑戦者を死地へ駆り立てる。
神々は人々にモンスターと戦う力を与え、恩恵を授かった者たちはその神様の眷属(ファミリア)となる。
昨今の異世界系作品の台頭ですでに聞き馴染みのあるワードが散見されるかと思います。スキルやギルド、ステータスなどの設定は扱いやすい反面でどうしても似通ってしまうものです。
本作では神々の能力や恩恵として表現されており、ゲームを連想するあらゆる要素が無理なく世界観に溶け込んでいると感じました。
稀有なスキルを持つ早熟型主人公
おとぎ話に出てくるような英雄になりたい――
運命の出会いを求めてやってきた駆け出しの冒険者。お人好しがすぎるけれど誰であろうと困っている人を見捨てておけない優しい性格なので好感が持てます。
弱さや未熟さを痛感しながらも憧れの人の隣に立てるくらいに強くなると心に誓い、冒険という名の試練を乗り越えて心身ともに成長していくストーリーです。
主人公の活躍がそのまま作品の面白さに直結していると感じられるため、彼を好きになれるかどうかが重要になってきます。
特にスキルにおいてご都合的という見方もできますが、とってつけたような最強ではなく挑み続ける想いや努力の結実であり、シリーズを通して一貫性がある点を個人的には評価したい。
タイトルで判断しないほうがいい
意外にもシリアスなシーンが多い印象――
第1話が放送されるやいなやヒロインの装いに注目が集まり「例の紐」と話題になりました。その見た目と茶目っ気な振る舞いから日常パートは和気あいあいとしているけれど、ピンチに陥った際の戦闘パートでは一気に緊迫感が漂います。
思っていたよりずっと骨組みがしっかりした王道味がある作品になっています。
仲間たちとの出会い、ファミリアの絆。ストーリー全体ではやや物足りなさはあるものの、キャラクターを軸にしたエピソードは実に秀逸でした。
タイトルからもわかるように恋愛やハーレムの要素はありますが、好意以上に信頼があることがわかるので苦手な人でも気にならないと思います。
作品の評価
ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか(総合評価:4.0/おすすめ:B)
| |||||
物語 | 人物 | 映像 | 声優 | 音楽 | |
4.0 | 4.0 | 3.5 | 4.0 | 4.5 | |
|
総合:4.0 | おすすめ:B | |||
物語 | 人物 | 映像 | 声優 | 音楽 |
4.0 | 4.0 | 3.5 | 4.0 | 4.5 |
| ||||
|
評価は5点満点で作品全体としてつけています。そのため、上記の評価は現段階のものであり、続編が放送されたり、評価の基準が変わったりした場合には変更することがあります。また、主観と客観の両面で考えるように努めていますが、あくまで一個人の意見として参考程度にとどめてくだされば幸いです。
視聴者の反応
溜まってたアニメ見てた。「ダンまち」が7話くらいで止まってたのを11話まで見た。とても面白かったわ。昔からあるダンジョン系RPGの世界の再現というか、生活感が見えるのが良い。使っている単語も古臭くてオッサン歓喜だわw、最終回がどうなるのか楽しみ。
— るいるみ@ (@ruin_rumines) June 28, 2015
ダンジョンを攻略するだけの作品ではありません。ダンジョンを核としつつもそれは舞台装置であり、神様と人間たちが共存する特殊な環境、街全体の暮らしの表現が本作ならではの魅力です。攻略を見たい人には初めはいまひとつかもしれません。
ダンまちずっと見てるけどそんなに面白いとは思ってなくて普通のアニメやなぁってかんじだったけど深層編クッソおもしろい!
— 暢-のぶ- (@nobu_bass) March 18, 2023
見続けててよかったw
シリーズを重ねるごとに質は上がっているように感じます。特に4期は2クール分の尺で描かれているのでじっくりと楽しみたい人にはかなり好評でした。これまでと雰囲気やテンポが大きく異なることから、良くも悪くも評価は一転する可能性があります。
その他の反応
- ダンまちほど「冒険味」に溢れた作品ってなかなか無いよね。
- アニメあまり見ないけどこれは良かった。
- 1期見終わった。世界観は好きなんだけど設定の説明不足とテンポ優先の詰め込みすぎ感が難ありだったなぁ。
- 最初は弱いけどだんだん強くなっていく主人公が良い。
- 男女問わずモテるのは好感が持てる。
- 戦闘作画、良いところは良いんだけど疾走感が足りなく感じてしまう。
- 割と胸熱シーンが多くて、かなり泣かされる。
- 3期と4期くそ面白かった!生死ギリギリの感じがほんと好き。
- ラノベ原作でここまでアニメ化が続いてる作品ってあまりない。ほんとすごいよな。
放送の情報
- 第5期 豊穣の女神篇
- 2024年10月から放送中
- 詳細は → こちら
無料で見られるサイトは?
- DMM TV
- 第1話 無料
- 視聴は → こちら
おすすめの配信サイトは?
- dアニメストア
- 全シリーズ(OVA含む)が視聴可能
- DMM TV・U-NEXT・BANDAI CHANNELも同様
今後、配信の追加や削除がされる可能性があります。
視聴の順番
劇場版は観るべき?
原作者書き下ろしの完全オリジナルストーリーです。
シリーズとしては深いつながりがないので作品が好きな人は観てもいいと思います。
テーマソング
|
|
|
|
|
|
続きを見る
外部サイト
- YouTube
- ソフトバンク:水瀬いのりさんスペシャルインタビュー
- 取材animate Times
- 『ダンまちⅣ 深章 厄災篇』リュー役 早見沙織さんインタビュー
- 記事WEBザテレビジョン
- 早見沙織の熱演に「ゾクゾクする演技」「声優さんってすごい」
- 取材ラノベニュースオンライン
- 独占インタビュー「ラノベの素」大森藤ノ先生
- 取材コミックナタリー
- 「ダンまちⅢ」特集 6本のインタビューで「異端児編」を紐解く
- 取材アニメダ・ヴィンチ
- 『ダンまち』が愛される理由とは―大森藤ノロングインタビュー
- YouTubeソフトバンク
- 水瀬いのりさんスペシャルインタビュー
- 取材アニメハック
- 松岡禎丞と逢坂良太が語る「ダンまちll」の共感ポイントと演技裏話
- レポート超!アニメディア
- 劇場版舞台挨拶に水瀬いのり&大西沙織の仲良しコンビが登壇
よくある質問
上記は第4期終了時点の情報になります。
参考文献
- ダンまちシリーズアニメ公式. 2024年03月09日 PM10:04.
- https://x.com/danmachi_anime/status/1766449859924754724,
- (参照:2024年07月13日)
- animate Times. 原作者・大森藤ノ先生へ単独インタビュー.
- https://www.animatetimes.com/news/details.php?id=1429782670,
- (参照:2023年08月11日)
Copyright
- 大森藤ノ/ソフトバンク クリエイティブ
- 大森藤ノ・SBクリエイティブ/ダンまち製作委員会
- 大森藤ノ・SBクリエイティブ/ダンまち3製作委員会
- 大森藤ノ・SBクリエイティブ/ダンまち4製作委員会
本記事の一部の画像の著作権は各権利所有者に帰属します。